本シンポジウムのテーマである「国際リニアコライダー(ILC)」は、次世代の素粒子加速器計画です。素粒子加速器とは「宇宙がどのように誕生し、どのように進化しているのか」という、世界中の科学者が挑んでいる謎の解明を目指す実験装置で、ILCは世界の素粒子物理学の研究進展のカギを握る重要な施設となります。ILCが日本に建設されることになれば、日本が素粒子物理学をリードする存在となることに留まらず、科学の進歩に貢献する国家として、日本の世界におけるプレゼンスを高めることにも繋がります。
このILCの重要な研究課題となっているのは「ヒッグス粒子」の詳細測定です。この素粒子の存在を理論的に予測したのがピーター・ヒッグス博士です。長年の探索の末、2012年に欧州合同原子核研究機関(CERN)の大型ハドロンコライダー(LHC)でヒッグス粒子は発見されました。その結果、2013年にピーター・ヒッグス博士はノーベル物理学賞を受賞されました。
ヒッグス粒子が発見された今、標準理論は完成されました。では、これから先はどのような研究が進められるのでしょうか?そして、どのような実験装置が必要になるのでしょうか?

今回のシンポジウムでは、2008年ノーベル物理学賞受賞の小林誠博士、駒宮幸男博士、村山斉リニアコライダー・コラボレーション副ディレクターの、現在の素粒子物理研究を牽引する3名の研究者によるパネルディスカッションで、素粒子物理研究のこれからを探るとともに、ヒッグス博士ご本人に「不思議な場」であるヒッグスメカニズムについてお聞きします。
パネルディスカッションには、益川敏英博士(2008年ノーベル物理学賞)のインタビュー映像も上映します。

開催日2020年2月8日(土)
15:30 〜 18:00(受付15:00開始)
開催場所東京大学 伊藤国際学術研究センター 
伊藤謝恩ホール
(〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目3-1)
出演者 ピーター・ヒッグス博士(CERNより中継)
小林誠 博士
益川敏英 博士(ビデオメッセージ)
駒宮幸男 博士
村山斉 博士
司会高柳 雄一氏(多摩六都科学館 館長)
入場無料
定員 450名インターネット事前申込制・先着順
参加人数把握のため、下記の申込フォームより事前申し込みをお願いします。
https://ilc-symposium.jp/moushikomi/
450名インターネット事前申込制・先着順
参加人数把握のため、下記の申込フォーム
より事前申し込みをお願いします。
https://ilc-symposium.jp/moushikomi/
対象中学生以上
主催・共催 高エネルギー加速器研究機構
東京大学
多摩六都科学館
岩手大学
広島大学
九州大学
東北大学
早稲田大学
岩手県立大学
お茶の水女子大学
リニアコライダー・コラボレーション
先端加速器科学技術推進協議会
東北ILC推進協議会

※なお、本シンポジウムでは、岩手県、広島大学、九州大学のそれぞれにサテライト会場を設置する予定です。ただし、各サテライト会場への御参加は、招待制のため事前申し込みはありません。

Registration is required to attend this event. Use the link below to register.
Please show the confirmation email(either a print-out or your digital device) at the registration desk.

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